MOS型磁気センサの磁気・光感度特性と距離計測向け検波手法

テレビに代表されるメディアや映画等に触れる機会が増加してきており,あらゆる場面で我々は三次元情報を活用しています.三次元情報取得技術は,これらメディアにとどまらず人体スキャナなどの医療分野,リアルタイムで車間距離計測を行うITSの分野等で応用されています.三次元距離計測技術の一つに対象物に対して光を照射し,戻ってくるまでに要した時間から距離を算出するTime-of-Flight法(TOF)があります.我々は,TOFに磁気センサであるMAGFETを用いることで,MAGFET一素子のみで受光及び検波を行う仕組みの実現に向けて研究を行っております.この場合,検波を行う信号として一様磁界を用いるため、従来pixel間で生じていたclockskewの影響を除去することが出来,さらなる精度向上を達成できること考えられます.