クロックデータ再生回路

クロックデータ再生(CDR)回路は、シリアル通信システムの受信において重要な回路である。 センサネットワークのような間欠的な通信をおこなうシリアル通信システムを構築しようとしたとき、 既存のCDR回路を利用すると、待機時や通信準備時にも一定の電力を消費してしまうために、結果的にシステム全体の消費電力量が大きくなってしまっていた。

そこで、本研究では、待機時電力が必要なく、数ビットのプリアンブル信号のみで通信開始できるCDR回路を考案した。 この回路を用いることで、間欠的な通信を行うシリアル通信システムの電力消費量を大きく削減することができる。