Date: Thu, 23 May 1996 20:18:53 +0900 From: Tsubasa Watanabe Organization: KEIPER RECARO Co,.Ltd. X-Mailer: Mozilla 2.01 (Win95; I) Mime-Version: 1.0 To: Tokyo univ Glider ML Subject: Air Tow Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Content-Transfer-Encoding: 8bit 平成6年卒の渡辺です。 飛行機曳航のことが話題になっているようなので私も少し。 去年の夏ポーランドに行ったときのことです。選手権に参加 していて,曳航索を自分で用意しなければならなかったので すが,日本から持っていくのは大変だったので,現地でクル ーをしてくれた人に,たのんでおきました。いざ索をつけて 曳航すると,曳航機の大きいこと大きいこと。索の長さが20m 位しかないのです(普通は40m位あるはずです)。曳航中は ほかの機体がどこで上がっているかを見つけるためにあまり 曳航機の方は見ない習慣がついていたのですが,このときば かりははじめのうちは怖くて目を離せませんでした。着陸し て聞いたら,ポーランドではショートパドック用のトゥロー プというのがあって長さが5mしかないそうです。うそだかほ んとだか...... ポーランドの曳航機にPZLのウィルガというのがあります。 11気筒だか13気筒だかの星形エンジンがついていて, ものすごいパワーです。地上滑走ではウインチ曳航のように 加速して引かれていきます。離陸するとパワーは半分以下に 絞っています。単独では45度で上昇していってました。 閉会式のショーでジュニアの4機曳航をやっていました。 (たしか)ひとり乗りの飛行機です。 そういえば閉会式のショーにミグ21がやってきました。 閉会式はハンガーの正面でやっていたのですが,その後ろから 突然高度30m位でローパスをかけてミグ21がやってきたと きには,何人かの人の心臓は本当にとまっていたと思います。 PS.良い子の練習生は,飛行機曳航中は曳航機の占位点の確認を 怠らないようにしましょう。 -- -------------------------------------- Tsubasa Watanabe, KEIPER RECARO JAPAN* E-mail to:tsubasa@mars.dtinet.or.jp --------------------------------------