Date: Mon, 12 Aug 96 20:27:02 JST From: JF1XPY Yamashita Subject: [Glider:390] Oyama 8/11 report[75lines] To: glider@radio.tsh.cae.ntt.jp (Glider ML) Reply-To: glider@radio.tsh.cae.ntt.jp Posted: Mon, 12 Aug 1996 20:26:12 +0900 (JST) X-Ml-Name: Glider X-Mail-Count: 00390 X-Mlserver: fml[1.6.3.1](1.7beta) #rms :smtp[1.6.3] X-Ml-Info: If you have a question, %echo # help|Mail glider-command@radio.tsh.cae.ntt.jp Precedence: bulk Lines: 82   やました@LS会です。  土曜、日曜と関東地方一帯においしそうな積雲がもくもくと出ていましたね。 日曜日のレポート(*1)をします。[75lines]  先週木曜日あたりから肌寒い気候が続き、気圧配置に変化がなかったので どうせだめだろうと土曜日はごろごろしていました(*2)。しかし妻沼にいっ てる友達M(*3)に電話をすると、「ここ3日くらい毎日トップ1000m、 +3だよ。なんで来ないの」といわれてしまいました。天気予報では北東の 風、曇りとなっているので半信半疑でした。  日曜日、30分ほど寝坊して家を出るとすでに積雲もくもくです。しまっ たと思いつつ小山へ急ぎます。ダウンバースト被害の後に行くのははじめて だったので、オペレーションしてるかどうか心配でしたが、曳航機は4043 ハスキーを借りていて、当面心配なさそうです。  フライトプランを入れて昼前に離陸しました。Mとは妻沼でいっしょに飛 ぼうと約束していたので、小山から西へ向かいます。新幹線の上(小山絹か ら10km)で1000mあり、板倉(*4)に届く計算になるので思い切ってまっすぐ のばしていきました。  板倉の真上900mでもがいているとMからいきなり呼ばれました。「J 沼で落ち合いましょう。こちらはスタートします」と言われたので仕方なく こちらもスタート。でも見慣れた妻沼の景色は十分パス角の中です。Mの ASK23と編隊を組んでクルーズしたり写真を撮ってるうちに低くなって きました。富士重工の雲に行ってもプラスがなく、付近の雲をふらふらして るうちに低くなってしまいます。妻沼ではATをやっているのでそれであげ てもらってもいいのですが、刀水橋で550mでサーマルにあたり1200m まで回復したので次は氏家を目指します。  佐野から栃木の間でIW(板倉のW19)を見つけました。そういえば寺 本さんは来てないのかなあと思ってしばらく飛んでいるとIWから呼ばれま した。寺本さんと直接(?)お会いしたのは何年ぶりでしょうか。  栃木からまっすぐ氏家に向かいたくても宇都宮の管制圏があるので通れま せん。初めは山沿いに北上したかったのですが、近くに降りられるところが なく、帰投高度ぎりぎりまで落ちてしまったのでしかたなく一度小山にもど り、管制圏の東側を迂回しました。  小山周辺は雲低高度があまり高くありませんでした。板倉の北では1200 m 以上ありましたが小山では1000mくらいです。しかも宇都宮の東は広大 なブルーホールになっており、サーマルの間隔も広くなっていました。宇都 宮のあたりで小山のすり鉢を出るのですが、羽黒山(*5)がパス角の中に見え たので進んでいってしまいました(*6)。しかし15kmくらいサーマルがな く、岡本の橋(*7)手前で700mになりました。+0.5くらいのサーマルで もがいてると「本田のテストコース西で低くなってるのはのは誰?」と近く を飛んでた機体に無線で呼び出されてしまいました(^^; 氏家の方は積雲が 一面ばらけてるのでここで引き返すことにしました。しかし小山絹まで 30km降りるところがないのに雲底は1000m、それ以上あがることが できません(*8)。  機首を南に向けてみると、数キロ先に壁のように大きな積雲ができており、 なんとか帰り着くことができました。黒磯まで行ってきたLS7は帰投が私 より少し遅かったので宇都宮のウルトラライトR/Wにアウトランディング してしまいました。  実はこのフライトは、わたしが日本で最初のクロスカントリー(*9)です。 でも豊富な積雲とサーマル、4カ所の滑空場でATをやってるという安心感 (*10)からとても楽に飛べました。 −−− (*1)私の書くレポートは新入生の洗脳と、OBのLS会勧誘が主な目的です。 (*2)おばあちゃんちに泊まりに行ったらおこずかいをくれたのでよしとしま   しょう。 (*3)中央大OB室屋くん (*4)板倉で飛んだのは3年以上前なので場所がよくわからなかったのですが、   地図を見てなんとか見つけられました。 (*5)氏家の北西7km (*6)このあたりでKO21に呼ばれました。呼んだのはどちらさまでしょうか? (*7)氏家の南9km (*8)さらにここでは向かい風であることに気づかなかった。 (*9)ここでは出発地点のすりばちから出る飛行と定義する。 (*10)オーストラリアなどではアウトランディング後、電話で連絡とれるか    どうかが不安でした。 -.. . .--- ..-. .---- -..- .--. -.-- --... ...-- - ..- ...-.- . . | やました たかひろ @ 東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻| | URL:http://www.mos.t.u-tokyo.ac.jp/~taka/ 浅田研究室 M2| --------- de JF1XPY @ JA1YWX.10.JNET1.JPN.AS --------------------